J1 第21節 北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪 札幌ドーム

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今季最初で最後のホーム観戦。いつもはファイターズばかり観ている両親にたまにはと声かけをしたら、珍しく興味を持って付いてきたためオープンスペースシートで。以前劇場シートで観たときは長い階段を下りるのが大変なうえ勾配がなくて全体がよく見渡せなかったが、翻って今回は非常に見やすい位置だったといえる。

試合は開始まもなくCKから失点するも、直後にチャナティップのゴラッソが決まり同点、そのまま1-1で終了。試合の大半で主導権をセレッソに握られ、ソンユンがひたすら止め続ける心臓に良くない展開だったが、ゴール裏の大声援が作り出す雰囲気も含め、慣れない親も思ったよりは楽しめた様子。

北海道命名150周年記念ユニは北海道市町村名で構成された黒縞が控え目なためか赤一色に映り、鹿島に見えるだの浦和に見えるだの、白い恋人がISHIYA表記になって違和感だの格好良いだの、さまざまな意見が入り乱れていたようだ。個人的にはISHIYA表記の方が好みだが、マーケティング面を考えると通常ユニで採用とは簡単には行かないかもしれない。

さて、昨年夏にドームを訪れたときはマリノスに負け、甲府に引き分けと残留争いの苦しい局面だった。残留できる見通しは全くなく、次にドームを訪れるときにもJ1で居てくれるだろうか、と祈るような気持ちで札幌を去った。今回は試合前時点で4位という大躍進を果たしているにも関わらず、前節の柏戦に続き内容面で優れずいろいろの議論が飛び交っているが、昨年に比べるとなんと贅沢ができていることか。もちろん今年も残留は確定していないが、同じ1分け1敗でも悲壮感が昨年と全く違うのである。着実に歩を積み重ね、なんと優位な位置まで上り詰めたことか。その実績を軽んじることなく、現状に甘んじることなく行きたいものである。ACL圏を目指すのはもちろん良いが、まずは残留というときの気持ちを忘れず、必要に応じて思い出すくらいの謙虚さで行きたいものである。

入場者数:21,614人
オープンスペースシート