蹴球バターサンド

北海道コンサドーレ札幌を遠巻きに応援するbatasakaのブログ

都倉の移籍報道について考える

金曜日の出勤中に上のツイートをしました。

そして翌日土曜日、いろいろ報道を見て考えをまとめたものの、思いとどまって結局ツイートしなかったのが以下。引用が長いです。

さて、都倉に関しては楽観視していたけど、報道を見るに移籍もじゅうぶん有り得る、と感じた。以下、いつ移籍発表されても良いように心構えをしておく。マイナスなことたくさん書くので嫌な方はスルーしてください。

札幌は軌道に乗ったから自分はもう一度荒波へ…都倉なら有り得る発想。何より日本代表入りのため、ジェイと活躍を二分するよりも現時点で少しでも可能性の高いセレッソへ。もちろんセレッソで全く奮わないリスクもあるが。

愛娘とは離れられないから一家で大阪へ。チャナと離れるのは残念だけど、じゅうぶんタイに名前が売れた。ワイナリーは仲間が進めてくれるでしょう、イニエスタだって農園から遠く離れた日本にいる。家は売るなり、また札幌に帰ってくるなり。

風当たりが強くなる?昇格・残留・躍進の立役者で札幌に貢献してくれたし、北海道を好きになっていろいろ発信してくれた。ここで移籍したからといって責められない。プロとしてセレッソに行くけど、将来的にまた札幌に住みたいならどうぞ、と思う。いざ帰ってきたら、多くの道民は受け入れるのでは。

もちろん、都倉が札幌でさらに活躍して、日本代表に選ばれるというのが一番理想的だけど。日本代表都倉が生まれたとして所属先がセレッソになったとしたら、我々は正直複雑。そのときは皆で叫ぼう、都倉は札幌が育てたと。そして、吉原以来の札幌日本代表は次の世代に託そう。進藤が実は一番近いような気がしている。

また、FWの世代交代を進めるチャンスだ。今は一番手も二番手もベテランなので、いつか割りを食う。ジェイが居るうちに、ルヴァンで起用できるような若手の二番手を連れてきて、徹底的に学ばせるのだ。今の二人があまりに屈強なので、比肩する若手などなかなか見つからないだろうけど。宮吉は京都に帰っちゃうみたいだし。アンロペが覚醒するしかないのか。

現在日曜日、この時点で正式なリリースはありませんが、十中八九移籍で決まりだろうなと思うのと、本当にリリースされたらブログを書く気力も起こらなそうなので、今の内に思うところを書き散らしておきます。(というか報道で段階的にダメージを受けるのはやはりきついですね。殺るなら一思いに殺ってくれ!)

以下、個人の意見ですので、共感しないところはスルーしてください。

まず、私の当初のツイートは「主力が抜けそうなセレッソが苦し紛れに適当なオファーしているな」でした。しかし、徐々に報道が出るにつれ、どうやら相当本気なオファーらしい、そして都倉本人も揺れているなと感じられました。

何故都倉は揺れるのか。

いろいろ言われていますが、私はやはり、日本代表を目指しているのだと思います。札幌は躍進しましたが、まだまだ日本代表に選ばれやすいチームとは言えない。「札幌でもっとゴールを上げて、日本人一位のゴール数を取れば選ばれるのでは?」「同じゴール数をセレッソで上げた方が、可能性が高い。」年齢的にもベテランの域に達した都倉には、そう時間がありません。「都倉のストイックさなら数年で引退!とはならないだろう。時間は札幌でもまだまだあるじゃないか!」いえ、日本代表を目指すには時間がないのです。もしかしたらジェイが衰えて2019シーズンは都倉がファーストチョイスになる可能性だってある。都倉はそれを待つのではなく、自身でセレッソのファーストチョイスになる挑戦を今、選んだのです。セレッソでファーストチョイスになるのは全く簡単ではありませんし、なったとしても札幌と同じ得点率を維持できるかも分からない。ひどくリスクのある決断で、2019シーズンは都倉にとって人生の一大挑戦となるでしょう。それを選ぶあたり、都倉らしい、と思います。失敗して惨めな姿を晒すか、セレッソで成功して周りを黙らすか。二つに一つです。

もちろん、金銭面でも大きな差があるでしょうし、もしかしたら一番のファクターなのかもしれませんが、それでも迷いの底流にあるのは、都倉自身もあまり表に出したがらない、代表への思いなのではないかと私は思っています。

裏切られた、と思う方もいるようで、その気持ちは分からないでもないですが、少なくともそれをネット上に吐き出すのはどうかと思います。都倉は何も嘘はついていません。北海道愛も「行くぞACL」も、紛れもない本心でしょう。「北海道愛があると言いながら離れるなんて」「札幌と一緒にACLに行きたいのではなかったのか」。残念ながら、今は都倉自身の挑戦がまさったのです。辛辣に書くなら、「札幌と一緒に」という気持ちは、もう無いということです。でも、いつか札幌がACLに行ったら、都倉はお祝いのツイートをするでしょう。因縁の松本が今年J2優勝したときのように、です。 

あとセレサポの「都倉いらん」「都倉くるな」に対して過敏になる必要もありません。札幌で都倉は汚れ役になれる選手です。ダイブ、時間稼ぎ、担架で運ばれた後に平然と歩く…クリーンなプレーではありません。他チームに嫌われて当然なのです。「都倉いらん」の反応こそ、彼がなりふり構わないプレーで札幌を救ってきた証左なのです。それは札幌サポが一番分かっていることでしょう。

   * * *

それにしても戦力面では…札幌には本当に痛いですね。ジェイが怪我をしたり、急激に衰えたりすることもあり得るわけですが、都倉クラスのFWは札幌には買えないでしょう。しばらくは勝負所で得点をしてくれた都倉の幻影に囚われながら、次なる戦力の台頭を待つしかない。このことが、むしろ一番頭をもたげるところです。いつかは必要になる世代交代に早めに着手できると思うしかないですが、せっかく上位進出を果たせた今季と同様の位置を目指しながら、裏では残留できれば御の字、という一年になるかもしれません。…トーヤ君をFWに戻すしかないのか?!(錯乱)

一方で、成功に酔い始めた札幌がもう一度帯を締め直す良い機会、とも思います。