J1 第28節 サンフレッチェ広島vs北海道コンサドーレ札幌 エディオンスタジアム広島

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雲一つない快晴で、はっきり言って日焼けするほど暑かった。前回の神戸遠征が冷たい雨だったので完全に目測を誤った。そんな暑さなのに招待のアウェー席では不思議とビールを飲む気も起きず、じっと耐えて試合終了まで見守ることに。残留争い直接対決の緊張だったのかもしれない。
広島は序盤のホーム戦で勝ち、今季初勝利を挙げた相手。今季低迷しているとはいえここ4年で3回優勝しているし、アウェー未勝利の札幌にとっては大変難しい相手。案の定固い試合となり、お互いにPK一発のみの1-1で引き分けた。両者にとって勝ちたかった試合だが選手の表情を見ると、アウェーで勝ち点を拾えた札幌の方がポジティブに終えられた印象がある。
写真の時点(キックオフ30分前くらい)ではバックスタンドはガラガラだけど、試合中もひっきりなしに人が来場し、最終的にはほとんど空きがないくらいに埋まった。広島も野球に負けずサッカーも人気があるのだな、と思うこともできるし、その割には試合後に入る人も多いのだな、と思うこともできる(単に渋滞とかだったのかもしれないが)。まあ一番入り口から遠いバックスタンド端なわけで、広島ゴール裏側の密集具合を見るとじゅうぶん人気と言うのが正しいだろう。横の席ではお酒をお飲みになっていると思われるオッサンが選手の一挙手一投足に罵声と賛辞を浴びせていた。家でテレビを観ながら観戦しているような姿をスタジアムでそのまま晒していて面白かった。こういう人がどこか他の地域でも見かけた気がする…と思い返してみたが、夏の札幌ドームだったことに思い当たり、思わず苦笑した。
鳥栖行きを自重したため、今年の遠征旅では最西の地となった広島。神戸遠征の2週間後に新幹線の長い道程をもう一度経るのは気が進まなかったけど、終わってみればいろいろな経験ができ、行ってよかった。

入場者数:18,065人
バック自由 無料(Jリーグアプリで当選した招待券)

J1 第26節 ヴィッセル神戸vs北海道コンサドーレ札幌 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場

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神戸はノエスタを楽しみにしていたのだけど、この日は「ユニバー送り」。札幌で言うと厚別のような存在と聞いていたけど、国際大会をやっただけあって陸上競技場としては破格の大きさ。台風の前にやってきた前線の雨に当たったけど、前回の川崎戦の大雨を経験してるので大したことはなかった。ただ気温は4月の甲府戦を思い出すほどの低さで、勤務前観戦のホーム大宮戦以来初めてビールを自重するほど。
どのみち祝杯とはならなかったので、丁度良かったのかもしれない。試合は0-2で敗戦、またもアウェー未勝利覆せなかった。注目のポドルスキには得点こそなかったものの先制点の起点となる等、一定の仕事を許してしまう結果に。札幌もチャナティップを中心に良い場面を作るシーンもあったものの、次第に疲れが見え後半はなかなか良い形を作れず終了。
いつかはノエスタでの試合も観てみたい。今シーズンの残りのアウェー戦は休日出勤が確定している11月のガンバ戦以外(広島、東京、清水)は参戦予定。勝てれば理想だけど、せめて引き分けには持ち込んでほしい。

入場者数:7,911
ホーム自由 無料(Jリーグアプリで当選した招待券)

J1 第23節 川崎フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌 等々力陸上競技場

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サッカー初観戦の友人を伴っての参戦。試合開始一時間前の時点でとてつもない豪雨と雷だったけど、雨雲の動きから試合が始まれば何とかなりそうだったのでそのまま競技場へ。浦和での試合は一時間順延になったりしていたようなので、無事開催されてよかった。
等々力へのバス停で我々を土地勘のない札幌組と思ったのか(土地勘は確かになかったのだけど)、隣にいたフロサポらしきおばあさんがバスのこと等をレクチャーしてくれた。元川崎の札幌組には都倉、福森、横山、田中、稲本がいるけど、最近まで川崎に居た福森の記録はやはり新しいらしく積極的に話題に出してこられたので、もう札幌には欠かせない選手です、と返しておいた。
初観戦の友人には見易さよりも迫力が大事と判断し、最前列を押さえた。雨は止みそうで止まず、ちょうど屋根の切れ目だったせいか雨は滴り落ちてくるしかなりシビアな観戦となった。用意した雨合羽も大活躍だったが下半身はそんなにカバーできないので試合が終わる頃には絞れるほど濡れてしまった。それでも楽しかったと言ってくれた友人には感謝の念に堪えないが、実際試合はなかなかのスペクタクルだった。試合内容はもちろん川崎が上なのだけど何度もピンチを凌ぎ終盤までどちらに転ぶか分からない展開に持ち込めたのは、下位チームとしては十分な出来である。十分な出来…なのだけど、やはり、負けたくなかった。下位チームがほとんど負けたので順位に変動はないものの、いつ降格圏に落ちてもおかしくない状態にある。ぶっちぎりの最下位でJ2落ちしていた今までにはない健闘ぶりを見せているが、それでも下から数えて3チームは降格することに変わりはない。


 帰りに寄った居酒屋北海道でコンサポが何人かおり、帰り際にチャントを我々に浴びせながら去っていく若者なども居た。赤黒Tシャツを着たままでいると、こういう変化がある。自分はそこまで騒ぐつもりはない、と心中思うと同時に、どこかこの感じも嫌いじゃないと思う自分もいる。

入場者数:18,342人
メインSS指定(前売)5,100円

J1 第22節 北海道コンサドーレ札幌vsヴァンフォーレ甲府 札幌ドーム

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続けて2戦目。今度はバックスタンドから見てみた。これで昨年から数えて4度目のドームで東西南北のスタンドを制覇したことになる。バックスタンドは上層に座ればもう少し勾配があって見やすかったと思うのだけど、混んでいたので下層に座らざるを得なかった。ちなみにバックスタンドを埋めるとテレビ中継でお客さんが入っている印象が高まるため、意図的にメインスタンドよりお手頃な価格に設定していると思われる。

前半早々ジェイのゴールで先制するものの、例によってさっさと撤退して防戦一方となり、案の定後半に一点を返されて引き分け。逆転を食らってもおかしくない展開だったため、もう少し戦術面でどうにかならなかったのかと思わざるを得なかった(周りの方々も結構同じような不平を漏らされていた)。サブメンバーのコンディションがそんな悪いのか、発表されていない怪我があるのか、あるいは監督に使う勇気がないのか。ともかく重要なシックスポインターを引き分けに甘んじた以上、今後のホーム戦で可能な限り勝ち点を積み上げないと残留は厳しい。今年はもう札幌で観戦することはできないので、次にここに来るときはJ1に残っていてほしいと祈るような気持ちで会場を後にした。
ところで空港までのバスでは今度は甲府サポの皆様に囲まれた。国道の大渋滞に巻き込まれ、この方々は飛行機に間に合うのだろうかと心配した。空港に着くやいなやえびそば一幻の行列に進んで並ばれていたので問題なかったらしい。

入場者数:19,561人
赤黒サポーターゾーン・バック(前売)2,800円
 

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噂には聞いていたけどずっと行きそびれていた(というか場所が分からなかった)頑固オヤジのカレー。ふかしたじゃがいもが一個まるまると乗っていて、かなりお腹いっぱいになる

J1 第21節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜Fマリノス 札幌ドーム

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帰省に合わせてホーム2連戦に参戦。羽田からの飛行機の時点でマリノスユニを着たサポーターの方々をちらほら見かけた。
今回は初めてゴール裏に参戦。といっても立ちっぱなし・跳ねっぱなしで応援している人は下側の数区画の方々のみで、私はというとそんな体力はないので上層部で座って観戦。勾配的にも大変見やすく、サポが多くて盛り上がるし値段も一番安いので、ドームで観るならここが一番良いかもしれない。
試合は0-2で敗戦。前半良い戦いをしただけに都倉の退場など勿体無い局面が多かった。しかしお盆休みとはいえ平日夜にこれだけ入るのは、着実にリピーターが増えているのではないかと思われる。川崎戦や浦和戦で配布された限定Tシャツを着ている人も多かった(写真の右手前に写っているBOAT RACEのTシャツは川崎戦で配布されたもの)

入場者数:17,350人
コンサドーレゴール裏ゾーン (前売)2,200円

J1 第20節 セレッソ大阪vs北海道コンサドーレ札幌 キンチョウスタジアム

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今年二回目の泊まりがけ遠征の地は大阪。花火大会やらと重なり高いホテルしか取れず、しかもその高いホテルに何故かフロント・客含め日本人がまったく居ないという謎のアウェー感に苛まれつつ、荷物を下ろしてキンチョウスタジアムへ。バックスタンドのすぐ後ろを電車がひっきりなしに行き交うスタジアムは初めての経験。酷暑+小雨も降る湿気のうえ「名前の割に蚊が多い」という前情報を得ていたキンチョウスタジアム、実際にはそんなことはなく落ち着いて観られた。
試合内容は落ち着いて観られなかった。開始30秒で失点、前半だけで3点叩き込まれる展開は前回遠征の鹿島戦にそっくりで、何だこれは私が疫病神か?などと思ってしまうがそんなことを気にするようでは札幌サポは務まらないはずである。終盤にタイ代表の新戦力チャナティップのスルーパスから18歳の小樽出身ルーキー菅大輝が一点返したシーンのみが救いだった。高身長パワープレーチームと化した近年の札幌にはなかなか無い小気味良いシーンで、今後上手く両者を融合したスタイルになっていけば良いのだけど。


入場者数:14,208人
メインスタンド カテゴリー1ミックス(前売)5,800円

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マンションのベランダに注目

はじめに

周りにサッカーの話題を共有できる人が少なかったので、新しくブログを作ってみました。どれだけ続くかは分かりませんが、気楽に書いてみようと思います。(この記事から見て過去の記事は、これまで別場所で書いていた記録のインポートです)

サッカーといってもプレイは出来ず、観る専です。小学校の頃は休み時間に友達とよくボールを蹴っていましたし、一年ほどサッカークラブにも入っていましたが、中学に入り周りが上手い人ばかりになってくると限界を悟り、観る側にシフトしていきました。ちょうどJリーグが出来た頃で、兄はヴェルディ川崎、私は鹿島アントラーズをなんとなく応援していた記憶があります。

コンサドーレ札幌が出来たときは嬉しかったはずですが、ドームまで応援に行ったのは家族に連れられて行った一度きりで、大学進学で関東に出てきてからは、専らネット上で試合結果を追う程度でした。追うだけで、応援していたと呼べるほどのものではなかった。理由は簡単で、弱いから。いつ見ても大体負けている。だからサッカーを観るといっても、次第に興味は地上波で流れる代表戦・代表選手に移っていきました。中村俊輔セルティックで活躍していた頃は、出来たばかりのYouTubeでゴール動画を繰り返し観ていた気もします。2010年W杯を境に日本代表選手が欧州で明確に知名度を上げてくると、今度は次にどんな選手が生まれてくるのか?という観点からJリーグ全体に関心が向くようになり、代表戦で活躍した選手がJクラブではどんなゴールを決めているのか、ハイライトを積極的に観るようになりました。

そんななかでもコンサドーレは相変わらずエレベータークラブで、2012年にこっぴどい成績でJ2に落ちてからはそんなに情報も追わなくなってしまった。中山雅史小野伸二稲本潤一といったレジェンド達を次々に獲得したことは知っており、すごいとも思いましたが、正直あまり上手く行くイメージが湧かなかった。ところが2016年にJ2で首位に立った頃チームを改めて見てみると、以前までとは違う雰囲気を感じる。誰が居なくとも継続的に結果を残すチーム力を持っていたのです(たとえば小野も稲本も都倉も居ないホーム横浜FC戦で5点入れて勝ちましたよね)。試合終了間際等に目立っていた失点の数も、目に見えて減っている…等々、今回はやってくれそうな気がする、と強く感じました。ちょうど本業の音楽にやや疲れを感じていたこともあり、8月の夏期休暇中に遂にスタジアムへ応援に。その後はまた仕事が忙しくなってしまい、結局観戦できたのはこのときのアウェー横浜FC戦・ホーム山形戦の2試合のみで、過密日程もあり正直内容がそこまで良い試合とは言えなかったながらも、応援できるチームがあるというのは良いな、現地観戦は素直に楽しいな、と十数年越しで感じることができました。

J2優勝でJ1昇格を果たし、他のJ1チームからも中堅選手を補強することに成功した2017シーズン、それでも苦しい戦いになることは分かっていましたが、昨季抱いた期待感を確かめるためにも、出来る限り現地観戦に行こうと決めました。前半戦を折り返して参戦できたのはアウェー甲府戦・浦和戦・新潟戦・鹿島戦とホーム大宮戦の5試合、このうち勝てたのは大宮戦のみと想像通りの苦行ながらも、なんとか残留圏にとどまっています。今後はアウェーC大阪戦と、ホーム横浜FM甲府の連戦は参戦予定。まだライトなサポーターである私はやはり勝てないと時期が続くと応援自体が辛くなったりもしますが、そこはゴール裏で声を出し続ける方々の精神力を見習って頑張りたいと思います。未だタオマフのみ所持でユニフォームは無く(正直2017ユニあんまり好きじゃないので2015みたいなのが出たら買いたい)、ゴール裏よりも見易いスタンドで遠巻きにぼっち観戦をしていることが多い身ですが、いつか個人的に一番好きな札幌のチャントである「スティング」に、ゴール裏から参加してみたいとも思っています。